Webアプリ開発者はUNIX or Linuxを使います。なぜならWebアプリの使われる環境が8割方そうだからです。ハッカーは好んでUnix系OSを使います。それは自分で管理出来るOSだからです。ですが現在のビジネスシーンにおいてOffice製品を使えないのは致命的です。Unix系にもOpenOfficeという優れたOfficeソフトがありますが、Windowsとのやり取りには何かと苦労するはずです。Unix系とWindowsで2台持てばいいじゃないかっという声も聞こえてきますが、それが一台で完結出来るとしたらどうしますか?
Webアプリを開発するのにはWindowsでは満足出来ない部分もあり、僕自身、開発環境を造るのにあたって色々調べてみました。リサーチした結果多かったのはWindowsにcoLinuxをインストールし開発している人や、VMware PlayerでLinuxを動かしている人で、結局Linuxを使っていました。coLinuxはインストールが難しくいのですが、インストールさえしてしまえば快適に使えます。VMware Playerは無料で使える素敵な仮想化ソフトなんですが、それ単体で環境を造ることは出来ません。またハードディスクのパーテーションを分けてBoot起動でLinuxって案もありなわけですが、いちいちWindowsへ戻るのが面倒です。個人的には、なぜ無料になったVMware Serverの方を使わないんだ?そう思いました。それに日本語でのVMware Serverの説明ページとかってのも見つかりません。ですのでVMware Serverを使ってWindowsにUbuntu Linuxをインストールするまでの手順を簡単にまとめてみました。
目次
セットアップの準備
今回は6/2にバージョンアップしたUbuntuで説明します。ではまずVMware Server Beta、Ubuntu 6.06 LTS "Dapper Drake" を手に入れましょう。
必要なもの- VMware Server Beta
- Ubuntu 6.06 LTS "Dapper Drake" 日本語ローカライズ版
VMwareインストール&ディスクイメージ作成
ダウンロードが終わったらVMware Serverをインストールして下さい。インストール作業はとくに問題も無く終わるはずです。次にUbuntuをインストールする前にしなくてはいけない作業はディスクイメージを作ることです。
VMware Server Consoleを起動すると以下のような画面が開くとおもいます。それでは仮想ディスク作成のセットアップを開始しましょう。
- New Virtual Machinesを選びセットアップを開始する
- 一から自分でスペックを決めるためカスタムを選択
- OSはLinux、Ubuntuを選択
- バーチャルマシーンの名前と仮想ディスクを置く場所を選ぶ
- とりあえずはチェックしておいて良い
- 一番上の項目を選択
- CPUを何個積むか聞かれるので好きな方を選ぶ(後で変更可能)
- メモリをどれぐらいにするか決定する(後で変更可能)
- NATでネットに接続を選択
- I/OアダプターはとりあえずLSI Logicを選択
- 仮想ディスクを新しく作るので一番上を選択
- ディスクタイプはSCSIでいいと思います
- ディスク容量と2GBづつ切り分けるかの選択
- 仮想HDDの名前を付け、完了
っと、これで仮想ディスクは完成なんですがこの状態だとUSBとサウンドが付きません。ですので.vmxに設定を追加します。.vmxをエディタで開き以下をペーストしてくだい。ついでにディスプレーの設定もしておきましょう。
先頭に
#!/usr/bin/vmware
これは念のためです。そして最後に
# Sound
sound.present = "TRUE"
sound.virtualDev = "es1371"
# USB
usb.present = "TRUE"
# Higher resolution lockout for 1.0.0b2 to resolve GDM issue
svga.maxWidth = "1280"
svga.maxHeight = "1024"
これで仮想環境は完成です。注意:ディスプレーの設定は最後にもあります。
Ubuntuのインストール
さぁ、Ubuntuのインストールです。ではVMwareの進むボタン(緑の矢印)を押しましょう。基本的にはメニューに従ってセットアップを済ませていくだけですので簡単です。
- まずはVMwareを立ち上げる
- VMwareのEditボタンからCDドライブをiso読み込みに変える
- VMwareのスタートボタンを押しUbuntuインストール画面まで進む
- Ubuntuが立ち上がるので起動するまで待つ
- 立ち上がったことを確認しインストールアイコンをダブルクリック
- 使用言語を選ぶ
- タイムゾーンを選び現在時刻を設定
- キーボードの入力タイプを選択
- ユーザー情報を入力(Ubuntuにはroot権限は無いのでここのパスワードが重要)
- パーテーションを自分で切るか選択
- 設定した項目の確認をしInstallボタンを押す
- インストールが始まるので気長に待つ
- "すぐに再起動する"を押す。
- 手動で再起動をかけないといけないのだが、シャットダウンを選択する
- Ubuntu Linuxは終了するのでVMwareの画面に戻りCDドライブをドライブ読み込みに変更、変更後起動させる
この状態でネットにも繋がっているはずです。アプリケーションからFirefoxを選び確認してみましょう。
Ubuntu快適セットアップ
Ubuntuのインストールは完了しました。これで使える用にはなりました。ですがこのままではノーマル設定です。まずはシステムからアップデートマネージャーで更新ファイルを調べ最新の状態にしておきましょう。
この後アプリケーションメニューの一番下からアプリの追加と削除を選び使いたいソフトをインストールしてください。
あと仮想ディスクを作った時に設定したディスプレー解像度なんですが、この状態ではまだ1024x768のままです。アップデートしてエディタなどもインストール出来たことですし、Ubuntuの設定ファイルをいじって解像度を上げましょう。アプリケーションからGNOME端末を選び
sudo gedit /etc/X11/xorg.conf
を入力してください。ここは別にgeditじゃなくてviやemacsでも構いません。実行するとエディタがxorg.confファイルを開いてくれるので以下の色つき項目に内容を書き換えてくだい。
Section "Monitor"
Identifier "Generic Monitor"
Option "DPMS"
HorizSync 64
VertRefresh 60
Section "Screen"
Identifier "Default Screen"
Device "NVIDIA Corporation NV11DDR ¥n
[GeForce2 MX 100 DDR/200 DDR]"
Monitor "Generic Monitor"
DefaultDepth 24
SubSection "Display"
Depth 1
Modes "1280×1024" "1024×768"
EndSubSection
SubSection "Display"
Depth 4
Modes "1280×1024" "1024×768"
EndSubSection
SubSection "Display"
Depth 8
Modes "1280×1024" "1024×768"
EndSubSection
SubSection "Display"
Depth 15
Modes "1280×1024" "1024×768"
EndSubSection
SubSection "Display"
Depth 16
Modes "1280×1024" "1024×768"
EndSubSection
SubSection "Display"
Depth 24
Modes "1280×1024" "1024×768"
これで再起動すると解像度が1280×1024になるはず。注意:ソースの中の¥nは改行ですが実際はここで改行しないでください
今回まとめるうえで参考にしたサイトなど
サイト 資料- 無償のVMware Playerが与えた衝撃度:ITpro
- 米VMware、サーバ向け仮想化ソフト「VMware Server」の無償提供を開始 (MYCOMジャーナル)
- Open Tech Press | VMware、VMware Serverの価格をゼロに
独り言
っとこんな感じでセットアップをすればWindowを立ち上げながらLinuxで開発など出来てしまいます。手順はここに書かれている通りじゃなくても良い部分もありますので実際試してみてくだい。あとは開発環境で使うソフトのインストールなどがありますが、それは作るもの、使う言語で異なってくるので色々試してみてください。今回は取りかかりとしてのインストールを書きましたが余裕が出来たらソフトまわりの事も書きたいと思います。
あとちょっと、個人的に思うことなのですが、僕等より若い世代ってみんなWindowsで育ってるわけじゃないですか。プログラミングするのにも理系の大学行かないとUnixも触らないわけですし、そんな若い世代にもっと色々世界を広げてもらいたいって思いもあったので今回色々書いてみました。長々お付き合いありがとうございます。


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